薬の作用機序などを、自分にもわかりやすく、
覚えやすく説明したものを書いていこうと思います。
以前にも書きましたが、それは違うということがあったら、
コメントにて教えていただけると幸いです。
『ブロチゾラム』というのは、睡眠薬の一つです。
今、ジェネリック薬品は、成分名を商品名につけるようになっているらしいので、
手になさっている方もいらっしゃると思います。
先発品の商品名は、『レンドルミン』です。
製造販売元は、『日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社』です。
本社はドイツだね。
この会社の製品で、私がよく触るのは、
『アレジオン』ですかね。
アレルギーの薬です。
市販薬も出てますね。
あとは、『トラゼンタ』糖尿病薬。
その他にもありますが、この頃はジェネリックがメインになってしまい、
先発品は、あまり触らないです。
『ブロチゾラム』を最初に選んだのは、
『ビジュアルラーニング 服薬指導のための くすりの効き方と作用』
國正淳一先生著
で、一番最初に載っていたからです。
さて、
市販薬を買うと、薬の説明書(能書)が入っています。
1回に何錠、1日に何回服用するとか、成分は何が入っているとか
書いてあるあの紙です。
処方薬の箱の中にも、あの紙が入っていて、
もう少し詳しく書いてあります。
『レンドルミン』の作用機序を見ると、
『中枢神経系の代表的抑制性伝達物質であるGABAを介して
情動をつかさどる視床下部や大脳辺縁系を抑制する。
その結果、自律神経系その他の部位からの余剰刺激は遮断され、
催眠、鎮静、抗不安等の中枢神経作用を示す。』
( ̄~ ̄;)ウーン・・・
中枢神経というところに、GABAさんという、
指令により門を開く仕事をしている人がいました。
GABAさんは、指令を受けると、
細胞のGABA受容体という所に行って、
塩素イオンチャネルという門を開きます。
すると、外にいた塩素イオンさんが細胞の中に入ることができます。
そして、中で働いている細胞膜さん達に少し休もうよ、と伝えます。
それを受けて、細胞膜さん達は「んじゃ、少し休むか」となり、
脳という会社はお休みになります。
ところが、もっと働いて収入を増やせ、という内外からの圧力にさらされ、
脳会社はストレスとパニックに襲われて、休むことができなくなりました。
「このままじゃ、収入を増やす前に、壊れてしまうよ。」
GABAさんが困っていると、
察したように、ブロチゾラムさんがヘルプで来ました。
「二人一緒なら、なんとかできる!」
二人で力を合わせて、門を開けると、
いつもより大きく開けることができました。
そして、いつもより多く入った塩素イオンさん達が、
「そんな勢いで働いてたら、会社が大きくなるより前に潰れちゃう!
ちゃんと休まないと、効率も悪いよ!」
と、説得してくれたので、
脳会社は、やっと休むことができました。
こういうことでしょうかね。
ちょっと付け足すと、
「もういいぞ-!
脳は休みに入ったぁ!」
「やったぁ!よかった!」
と、なったとき、あるブロチゾラムさんは思いました。
「えっ?私何もしてないのに。もう終わったの?なんだぁ。」
でも、せっかく来たんだから、少し、お休みを延長してやろうか、
と、門を開く装値をいじってみましたが、門は開きませんでした。
つまり、ブロチゾラムさんは、GABAさんと一緒じゃないと、
門を開くことができない、ということです。
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