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色々調べたことを、書きます。本業に関することが多いです。
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私の作品20
冬の華
いつもありがとうございます。
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薬の作用機序などを、自分にもわかりやすく、
覚えやすく説明したものを書いていこうと思います。
以前にも書きましたが、それは違うということがあったら、
コメントにて教えていただけると幸いです。


『ブロチゾラム』というのは、睡眠薬の一つです。
今、ジェネリック薬品は、成分名を商品名につけるようになっているらしいので、
手になさっている方もいらっしゃると思います。
先発品の商品名は、『レンドルミン』です。
製造販売元は、『日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社』です。
本社はドイツだね。

この会社の製品で、私がよく触るのは、
『アレジオン』ですかね。
アレルギーの薬です。
市販薬も出てますね。
あとは、『トラゼンタ』糖尿病薬。

その他にもありますが、この頃はジェネリックがメインになってしまい、
先発品は、あまり触らないです。


『ブロチゾラム』を最初に選んだのは、
『ビジュアルラーニング 服薬指導のための くすりの効き方と作用』
 國正淳一先生著
で、一番最初に載っていたからです。

さて、
市販薬を買うと、薬の説明書(能書)が入っています。
1回に何錠、1日に何回服用するとか、成分は何が入っているとか
書いてあるあの紙です。
処方薬の箱の中にも、あの紙が入っていて、
もう少し詳しく書いてあります。


『レンドルミン』の作用機序を見ると、

『中枢神経系の代表的抑制性伝達物質であるGABAを介して
情動をつかさどる視床下部や大脳辺縁系を抑制する。
その結果、自律神経系その他の部位からの余剰刺激は遮断され、
催眠、鎮静、抗不安等の中枢神経作用を示す。』


( ̄~ ̄;)ウーン・・・

中枢神経というところに、GABAさんという、
指令により門を開く仕事をしている人がいました。
GABAさんは、指令を受けると、
細胞のGABA受容体という所に行って、
塩素イオンチャネルという門を開きます。
すると、外にいた塩素イオンさんが細胞の中に入ることができます。
そして、中で働いている細胞膜さん達に少し休もうよ、と伝えます。
それを受けて、細胞膜さん達は「んじゃ、少し休むか」となり、
脳という会社はお休みになります。

ところが、もっと働いて収入を増やせ、という内外からの圧力にさらされ、
脳会社はストレスとパニックに襲われて、休むことができなくなりました。
「このままじゃ、収入を増やす前に、壊れてしまうよ。」
GABAさんが困っていると、
察したように、ブロチゾラムさんがヘルプで来ました。
「二人一緒なら、なんとかできる!」
二人で力を合わせて、門を開けると、
いつもより大きく開けることができました。
そして、いつもより多く入った塩素イオンさん達が、
「そんな勢いで働いてたら、会社が大きくなるより前に潰れちゃう!
ちゃんと休まないと、効率も悪いよ!」
と、説得してくれたので、
脳会社は、やっと休むことができました。


こういうことでしょうかね。


ちょっと付け足すと、

「もういいぞ-!
脳は休みに入ったぁ!」
「やったぁ!よかった!」
と、なったとき、あるブロチゾラムさんは思いました。
「えっ?私何もしてないのに。もう終わったの?なんだぁ。」
でも、せっかく来たんだから、少し、お休みを延長してやろうか、
と、門を開く装値をいじってみましたが、門は開きませんでした。

つまり、ブロチゾラムさんは、GABAさんと一緒じゃないと、
門を開くことができない、ということです。


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(この記事は2016年8月2日にJUGEMさんに投稿した記事です。)


始めに

この頃、半分足を抜きかけているとはいえ、

本業の深い勉強をしていないことを反省し、

再び始めることを決心したのですが、

ただ本を読んでいるだけでは、本当に理解ができたのか疑わしいので、

ここに書こうと思い立ちました。

もしかしたら、どなたかがふらっと立ち寄って、

「それは違う!」

と、指摘して教えてくださるかもしれない(o^-^o) ウヒッ

などと、甘い期待をしつつ。

色々学びたいことはあるのですが、

やはり、父が罹った『悪性リンパ腫』からいこうと思います。

本業ーでは、あまり扱わない病ですが、

ブクログのPubooでも、ちょこっと本として書いてますし、

こちらでもブログとして、さんざん書かせていただいたので、

やはり、これが最初の課題に相応しいと思います。

これから、父の病状に絡めて、悪性リンパ腫について書いていきますが、

10年以上経っているので、知識が古いかもしれません。

その場合は、訂正していきますので、よろしくお願いします。

そして、自分勝手な解釈と書き方をしますので、

それが気になる方は、先にお進みにならない方が無難です。


これが問題なのですが、

父は、いっさいの記録を残していないです。

先生に任せっきり、信頼しっきり。

母も同じで、こうやりますと言われれば、「よろしくお願いします。」

ああやりますと言われれば、「はい、そうですか。」

結果的に、それがよかったのかもしれません。

治療にあたってくれた先生方が、熱心にしてくれたということだと思います。


ここで、誤解がないように言うと、

先生に任せっきりが問題なのではなく、

いっさいの記録を残していないというのが大問題。

なぜ、娘のためにそういう記録を残しておいてくれないのだね?

「そんなの残しておかないんだ、俺は。」

どや顔で言う父。

色々書いてあって怖いから、とか、そういう理由なら可愛げもある。

しかし・・・あの父の自慢げな態度・・・

ちっとも偉かないよっ!

おかげで全部調べなくちゃいかんじゃないかっ!


最後に、『始めに』の後書きとして。

父は存命です。

発病してから12年が経っております。

悪性リンパ腫がなんとか治りかかったときに、

前立腺癌、腎癌がみつかり、手術と治療を受けております。


それでも、病院の先生から、

「もう全部治ったのだから、こなくても大丈夫。」

と言われるくらい健康になりました。

入院中は、がりがりに痩せてましたが、

今は、お腹に座布団をいくつも巻いてるようになってます。


父が発症したときから、少し回復の兆しが見えた頃のことを、

Pubooさんに『お父さん』という本として置かせていただいております。

左側のどこかの位置に跳べるところがありますので、

興味のあるかたは、そちらから跳んでみてください。



娘として、

口もきかず、天井を見つめたままじっと動かない父の目から、

涙が一筋流れた光景は、一生忘れられないでしょう。




悪性リンパ腫とは


リンパ組織から発生する悪性腫瘍


平たく言うと、リンパの癌です。(平らすぎかしら;;)


リンパ組織には、リンパ節、リンパ管、胸腺、脾臓、扁桃、骨髄が含まれます。

リンパ球は、血液と同じで、全身をまわってます。

病気が進むと、全身に癌が広がっていくことになります。


父は喉に腫瘤ができました。

気道を塞ぐように、大きくなったので癌研にたどり着いたときは、

呼吸困難寸前でした。

先生曰く、

「あと2~3日来るのが遅れてたら、気道が完全に塞がれるところ」

だったそうです。

なぜ来院が遅れたかは、あとで書くとして。


 悪性リンパ腫には『非ホジキンリンパ腫』と『ホジキンリンパ腫』があり、

 日本人に多いのは『非ホジキンリンパ腫』である。


お見舞いに行ったときに、一枚だけ残ってたメモ用紙の走り書きに、

『CHOP』

と、あったので、父は非ホジキンリンパ腫であるということがわかりました。


その時に調べたことには、


  ホジキンリンパ腫に比べ、非ホジキンリンパ腫の方が、死亡率が高い。


それを知ったからといって、どうってことはない。

悪性リンパ腫を患った、ということは、

何パーセントではない、

何十パーセントの確率で死ぬ、ということなのだから。



参考文献

図解 白血病・悪性リンパ腫がわかる本  永井正先生


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この記事はずっとJUGEMさんに載せておりましたが、
yahoo!ブログさんが今年の12月15日までで終了する事に伴い、
そちらで稼働していた4つの記事を振り分けるため、
『お勉強日和』はこちらにお引っ越しさせていただくことにいたしました。

父が、もう15年前になりますが、
悪性リンパ腫、腎癌、前立腺癌を患い、
更に昨年、大腸癌を患ったり、
叔母が2人乳癌で亡くなり、従妹も乳癌を患っており、
叔父はパーキンソン病が発症してから1年も経ってなかったと思いますが、
みるみるうちに悪化し、亡くなってしまいました。
従兄も難病を患っております。
私も正常眼圧緑内障と診断され、2年になります。

主人も私も医師ではありませんが、医療に携わる者として、
更なる知識を持たなければいけないということを踏まえて、
このブログを始めたのですが、
ずっと更新せずほったらかしになっておりました。

新たにこちらに引っ越してくるにあたって、
また少しずつでも更新していこうと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

ここに載せた知識が間違っている場合には、
遠慮無く正していただけると幸いです。

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