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お勉強日和-薬と病気のこと-

色々調べたことを、書きます。本業に関することが多いです。

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ブログの前の方を見ていたら、
父が『悪性リンパ腫』を患ったことから、それについて書いてあって、
ふと、父が今どうなっているかを書いてないなぁと思い至りました。

父は存命です。
あれから、15年位経っておりますが、一切の病気もなく元気です。
その後、3回癌を患いましたが、悉く生還しております。
父の闘病を、一緒に見守った母の方が、先に逝ってしまいました。


悪性リンパ腫を患っていたときの父は、
ガリガリに痩せて、
病室の天井をぼんやり見詰めていることが多かった。
リツキサン投入時に高熱を出して、何度も延期になってました。

「お母さん。
覚悟しといた方がいいよ。」
母は
「そうだね。」
と頷く。

その母が、昨年、逝ってしまいました。
母は認知症と乳癌を患ってました。
「故郷に帰りたい。」
と、父に言っていたそうです。父が
「どうして?」
と訊ねると、
「お母さんが、待ってるから。」
と。


母は、母の母には、あまり好かれてなかったそうです。
母が自らそう言ってました。
私には、それが本当かどうかはわかりませんでした。
ただ、祖母がお気に入りの自分の娘の娘(従妹)と私に対する態度が、
少しだけ違っていて、私にだけ厳しい感じがしてましたから、
もしかしたら、そうだったのかな、と思うくらい。

それに気が付いたとき、ああ、やりきれん、と思ってましたが、
コーギー幸湖さんと母が続けて逝ってしまってから、
「人間だから、そういうこともあるべ。」
と、あっさり(そこまで行くのには、色々勉強しました)
考えられるようになりました。

いやいや、私のことではなくて、

確かに、母が
「田舎に行きたい。」
と言っていたのは、私も本人の口から聞いてました。でも、
「お母さんが待ってる。」
と言っていたとは、知りませんでした。

母は、入院した次の日に、突然亡くなってしまいました。
駆けつけたときには、もう心臓も動いてないし、息もしてないと。
父が
「お母さん」
と何度も呼んでも、私が呼んでも、母が戻ってくることはありませんでした。

最近になって、
「お母さんが待ってる」
と言っていたというのを、父から聞いて、
「じゃあ、もう還ってこないよ。
お父さんが呼んだって、私が呼んだって戻ってはこないよ。
おばあちゃんが、迎えにきたんだったら、
お父さんも私も、かないっこないよ。」
と言ったら、父も妙に納得してました。

父が悪性リンパ腫で、死にそうになったときも、
母の母が迎えに来たようなので、
面倒見のいい祖母が、母を迎えにこないわけがない。


スピリチュアルなことは、父の時も母の時もありましたが、
ここには書かないことにします。
もし、興味をお持ちの方は、
左側の『別室へ飛びます!』から
『お勉強日和-備忘録』
を、ぽちっと。


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何から書こう?
そだそだ
まずは言い訳をば。

長いことこの職業に就いておりますが、
「ええええ~ そうなんだぁ・・」
というような事が結構あるので、改めてお勉強をすることにしました。
前も同じ事を言ったような・・・

今まで、数字だけ把握していればいいだろうと思ってた事が、
グラフにするともっとわかりやすいんだなぁ、と気が付いたり。


長年勤めた職場の体制が変わって、投薬指導をすることが多くなりました。
というか、投薬指導で一日が終わる。

機械が新しくなって、秤もデジタル、分包機もデジタルになってしまい、
いや、それはいいのですが(一時は良くなかったけど、覚えたので)、
何がだめって、電話の応対。
こっちも向こうも緊張してるから、よく聞こえなくて(やたら早口だったり)、
おまけに、緊張度合いがマックスになって、ぱーっと忘れる。
その結果、何度も聞き直してしまい・・
元々、私の耳は、低音がよく聴き取れないらしく、
おまけにこの頃は高音域に耳鳴りがして(^_^;
と、言い訳。
結局、電話に出なくていい、投薬指導にまわってます。
目にしろ、耳にしろ、脳がちゃんと見たり、聞き取ったりすることを拒否してるんじゃないかと。


なんでこんなことを書きだしたかというと、
本当は『ブロチゾラム』について書こうと思ったのですが、
先発品の『商品名』と、後発品(ジェネリック)の命名を書いておいた方がいいかなぁと思って、それから始めることにしました。

結構訊かれます。
「これって、同じ物なの?(例えば)今までレンドルミンだったんだけど。」
・・・
ここまで書いて、あ、ジェネリックと先発品の違いから書かなきゃいけないんじゃ・・
と、気が付いた(;゜ロ゜)

とりあえず、それはこっちに置いておいて。

この場合、『レンドルミン』(日本べーリンガーインゲルハイム)は先発品で、
『ブロチゾラム』は後発品になります。
正確には、
『ブロチゾラム「メーカー名」』
ですね。
うんうん。

・・・ちょっと待ってよ。
これって、備忘録でなかったか?
私が忘れないように書くんじゃなかったっけか。
ま、いっか。
色々書くのも面白そうだしね。


昨日の夜、目薬さすの忘れたら、今日はてきめんに見えにくい。



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(この記事は2016年8月2日にJUGEMさんに投稿した記事です。)


始めに

この頃、半分足を抜きかけているとはいえ、

本業の深い勉強をしていないことを反省し、

再び始めることを決心したのですが、

ただ本を読んでいるだけでは、本当に理解ができたのか疑わしいので、

ここに書こうと思い立ちました。

もしかしたら、どなたかがふらっと立ち寄って、

「それは違う!」

と、指摘して教えてくださるかもしれない(o^-^o) ウヒッ

などと、甘い期待をしつつ。

色々学びたいことはあるのですが、

やはり、父が罹った『悪性リンパ腫』からいこうと思います。

本業ーでは、あまり扱わない病ですが、

ブクログのPubooでも、ちょこっと本として書いてますし、

こちらでもブログとして、さんざん書かせていただいたので、

やはり、これが最初の課題に相応しいと思います。

これから、父の病状に絡めて、悪性リンパ腫について書いていきますが、

10年以上経っているので、知識が古いかもしれません。

その場合は、訂正していきますので、よろしくお願いします。

そして、自分勝手な解釈と書き方をしますので、

それが気になる方は、先にお進みにならない方が無難です。


これが問題なのですが、

父は、いっさいの記録を残していないです。

先生に任せっきり、信頼しっきり。

母も同じで、こうやりますと言われれば、「よろしくお願いします。」

ああやりますと言われれば、「はい、そうですか。」

結果的に、それがよかったのかもしれません。

治療にあたってくれた先生方が、熱心にしてくれたということだと思います。


ここで、誤解がないように言うと、

先生に任せっきりが問題なのではなく、

いっさいの記録を残していないというのが大問題。

なぜ、娘のためにそういう記録を残しておいてくれないのだね?

「そんなの残しておかないんだ、俺は。」

どや顔で言う父。

色々書いてあって怖いから、とか、そういう理由なら可愛げもある。

しかし・・・あの父の自慢げな態度・・・

ちっとも偉かないよっ!

おかげで全部調べなくちゃいかんじゃないかっ!


最後に、『始めに』の後書きとして。

父は存命です。

発病してから12年が経っております。

悪性リンパ腫がなんとか治りかかったときに、

前立腺癌、腎癌がみつかり、手術と治療を受けております。


それでも、病院の先生から、

「もう全部治ったのだから、こなくても大丈夫。」

と言われるくらい健康になりました。

入院中は、がりがりに痩せてましたが、

今は、お腹に座布団をいくつも巻いてるようになってます。


父が発症したときから、少し回復の兆しが見えた頃のことを、

Pubooさんに『お父さん』という本として置かせていただいております。

左側のどこかの位置に跳べるところがありますので、

興味のあるかたは、そちらから跳んでみてください。



娘として、

口もきかず、天井を見つめたままじっと動かない父の目から、

涙が一筋流れた光景は、一生忘れられないでしょう。




悪性リンパ腫とは


リンパ組織から発生する悪性腫瘍


平たく言うと、リンパの癌です。(平らすぎかしら;;)


リンパ組織には、リンパ節、リンパ管、胸腺、脾臓、扁桃、骨髄が含まれます。

リンパ球は、血液と同じで、全身をまわってます。

病気が進むと、全身に癌が広がっていくことになります。


父は喉に腫瘤ができました。

気道を塞ぐように、大きくなったので癌研にたどり着いたときは、

呼吸困難寸前でした。

先生曰く、

「あと2~3日来るのが遅れてたら、気道が完全に塞がれるところ」

だったそうです。

なぜ来院が遅れたかは、あとで書くとして。


 悪性リンパ腫には『非ホジキンリンパ腫』と『ホジキンリンパ腫』があり、

 日本人に多いのは『非ホジキンリンパ腫』である。


お見舞いに行ったときに、一枚だけ残ってたメモ用紙の走り書きに、

『CHOP』

と、あったので、父は非ホジキンリンパ腫であるということがわかりました。


その時に調べたことには、


  ホジキンリンパ腫に比べ、非ホジキンリンパ腫の方が、死亡率が高い。


それを知ったからといって、どうってことはない。

悪性リンパ腫を患った、ということは、

何パーセントではない、

何十パーセントの確率で死ぬ、ということなのだから。



参考文献

図解 白血病・悪性リンパ腫がわかる本  永井正先生


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この記事はずっとJUGEMさんに載せておりましたが、
yahoo!ブログさんが今年の12月15日までで終了する事に伴い、
そちらで稼働していた4つの記事を振り分けるため、
『お勉強日和』はこちらにお引っ越しさせていただくことにいたしました。

父が、もう15年前になりますが、
悪性リンパ腫、腎癌、前立腺癌を患い、
更に昨年、大腸癌を患ったり、
叔母が2人乳癌で亡くなり、従妹も乳癌を患っており、
叔父はパーキンソン病が発症してから1年も経ってなかったと思いますが、
みるみるうちに悪化し、亡くなってしまいました。
従兄も難病を患っております。
私も正常眼圧緑内障と診断され、2年になります。

主人も私も医師ではありませんが、医療に携わる者として、
更なる知識を持たなければいけないということを踏まえて、
このブログを始めたのですが、
ずっと更新せずほったらかしになっておりました。

新たにこちらに引っ越してくるにあたって、
また少しずつでも更新していこうと思いますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

ここに載せた知識が間違っている場合には、
遠慮無く正していただけると幸いです。

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